開創に先立ちまして、霊場寺院のご紹介を2ヶ寺ずつさせていただきます。
第一回は、内の四供養、金剛嬉菩薩の札所の長樂寺と、金剛鬘菩薩の札所の不動院の二ヶ寺です。
まず、長樂寺は、現在のお寺になったのは17世紀と比較的新しいですが、元は四つの寺院だったものが合わさったのがその時期ということで、四ヶ寺のうち最も古い寺院は弘法大師空海の建立と言われ、やはり歴史のあるお寺です。
見所としては、吉野川の南岸の高台に位置しているため、眼下に広がる吉野川の景色が大変綺麗です。
また、境内の桜は開花の時期が大変早く、3月の上旬〜中旬には満開となり、三好市の中でも最も早くお花見を楽しめるスポットとなっています。
次に、不動院は、四国三十六不動霊場の第六番札所として四国巡拝をされる方の中では有名なお寺です。
お寺は国道に面しており、八ヶ寺中で最もアクセスの良いお寺です。
御本尊の不動明王は、覚鑁上人が彫刻したと伝えられており、和歌山九度山村から寺号と共に移転安置された霊感あらたかな御本尊と伝えられています。
今後も、順に二ヶ寺ずつご紹介してまいりますので、巡拝の参考にしていただければ幸いです。